下記疾患には血の巡りを良くする交感神経ブロックのなかで星状神経節ブロックが適応となります。
血管性の病気で四肢の血管が血栓でつまり、手、足がチアノーゼをおこし、放置していると壊死をおこし切断を余儀なくされます。喫煙の習慣がある男性に多くみられます。
寒冷により手の冷感、チアノーゼが認められ、女性に多く、機能性血管病変といわれています。
手術あるいは外傷で神経損傷がおこると『痛みの悪循環』が生じ、傷口が治っても負傷部位を触るだけで痛みがおこる状態をカウザルギアといいます。初期より適切な治療が必要となります。
変形性頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアで神経根が圧迫されると肩から手にかけてのシビレ感、痛みがおきてきます。この状態では神経ブロックの絶対的適応となります。